ICU(国際基督教大学) とAIU(国際教養大学) 説明会2017年01月07日

HPトップでもお知らせしていた、ICUとAIUの説明会に参加してきました。こちらはECCベストワン、ECCジュニアほかECC本部の企画として行われました。

どちらも自分が入学してみたいと強く思われるほど素晴らしい大学でした。

両大学とも英語に強いというところと、入学時に学部の選択がなく、入学してからしっかりと考えて専攻を決めるという点が共通しています。
さらにどちらもリベラルアーツつまり教養を学ぶということを軸に据えているところです。

でもどちらの大学も英語が一番重要ですとは説明されませんでした。グローバルな社会で活躍できるようにする、思考力を育てる、そのための様々な学問を行うところという感じでした。

人種の差を乗り越え、文化の違いを乗り越え、経済の格差など複雑な現在の地球上で今までの固定化した学問のくくりの中だけで解決策が見つからないことも多くあります。そこに立ち向かうため学んで欲しいという、思いが滲み出ていました。

その為の手段としてもちろん語学力もアップさせます。そして、その結果企業の欲しい素晴らし人材が育ち、高い就職率ということも理解できました。いつでも学べるようAIUは365日24時間図書館が開いているそうです。

2つの大学説明会に参加して、学ぶということの本質を改めて確認してきました。学べる若いうちに思いっきり学んで欲しいと、教育に携わるものとして強く思いました。

ECCジュニアでは、入試のためだけでなく将来使える生きた英語をしっかり身につけられるよう指導しよう。
ベストワンでは、学ぶことを好きになり、高校・大学入学で終わりではなくて、学ぶことが楽しく教養を身に着ける事ができるような生徒を育てたいと年の初めに気持ちを新たにしました。

早速持ち帰った資料を高校生に回覧しています。少しでも刺激になって勉強して欲しいな!

ベストワン講師2017年01月14日

今日はセンター入試の1日目、私の教室からも祈る気持ちで送り出しました。

ジュニアの生徒は小学生から10年、ベストワンの生徒は高校生からで比較的短いですが、一生懸命育てた子供たちの旅立ちを見送る気分です。
教師は毎年このように生徒の人生にかかわれる素晴らしい仕事です。

今日はそんな素晴らしい教師という仕事を選んだ、以前のベストワンの講師が近況報告に立ち寄ってくれました。
講師の時もとても頑張っていてくれましたが、現在35人の小学校3年生の担任として自信をもって働いている様子を聞きとても頼もしく感じました。同じ教師として、いろいろな意見を交わすこともできました。

この4月にはベストワンで教務経験を積んだ3名の講師が、それぞれ高校、中学、小学校の教師になって巣立っていきます。
ベストワン南浦和校・浦和校・ジュニアの戸田新曽教室でそれぞれ活躍してくれました。学力はもとより人間的にも素晴らしい講師たちで、それに続く講師たちも含め私たちの自慢の講師陣です。

是非一度体験においでください。
暖かい講師がお迎えします。

褒めて伸ばす2017年01月25日

集団塾が競わせて伸ばすなら、個別指導塾は褒めて伸ばすのが基本とされています。テストの点が上がった、評点が上がった、宿題をやってきたなど良い点を褒めて伸ばすよう心がけています。しかし、宿題をやってこなかったりカンニングをする生徒にはどう褒めればよいのでしょうか。以下は少し前に実際にあった話です。

A君はベストワンで数学と英語を受講している中2生です。先生は正義感の強い男性講師S君と暖かく生徒を指導する女性講師Tさんです。ある日、S講師の声が教室中に響き渡り、A君を連れて別の教室に入ってゆきました。どうやらA君が宿題の答えを解答を見て丸写してきたことにS講師が持ち前の正義感からA君を厳しく叱ったようです。A君はうなだれて弁解はしませんでした。S講師の説明に私は納得するも、何か引っかかるものがありました。

そこで、もう一人の担任であるT講師にこのことを聞いてみると、やはり宿題の答えを丸写しして持ってきたことがあるとのこと。でも、T講師の対応は予想外の目からうろこの納得できるものでした。T講師は根気強くA君を指導していましたが、宿題はなかなかできない状態が続いていました。あるときA君は珍しく宿題を全部やってきました。T講師は一瞬喜びましたが、すぐに解答を写していることに気づきました。それでも、宿題をやってきてくれたことをまず褒めました。そして最後に「でも、少しでもいいから次は自分の力で解いてくれた方が先生はもっと嬉しいのよ」と付け加えたそうです。T講師はこう説明してくれました、「A君は本当は宿題をやってきたかったけれど今の実力では容易ではなかったのでしょう。でも私になんとか宿題を見せたくて答えを写してしまったのでしょう。そんなA君の気持ちを思えば叱責する気にはなりませんでした」

S講師とT講師のどちらが正しいのかを論じる気はありません。どちらも正しいのかもしれません。また、相手の生徒の性格や講師との信頼関係にもよるでしょう。ただ、この話を思い出すたびに、S講師の生徒に対する理解や優しさを思わずにはいられません。

その後のA君についてはまたの機会にお伝えしたいと思います。